季節の変わり目、疲労の蓄積、気圧の変化様々な状況で頭痛を感じている人は多いのではないでしょうか？
頭痛は日常生活で多くの人が経験する問題ですが、何もせず我慢をする人がとても多いです。今回は頭痛の原因と軽減できる対処法をご紹介します。
頭痛の主な原因
何らかの理由で脳の血管が急激に拡張して起きるのが「片頭痛」です。
脳の血管が拡張することで、周囲の三叉（さんさ）神経を刺激し、刺激で発生する炎症物質がさらに血管を拡張して「片頭痛」を起こします。
心身のストレスから解放されたときに急に血管が拡張することがあり、仕事のない週末などに「片頭痛」が起こることもあります。
そのほか、寝過ぎ、寝不足、女性ホルモンの変動、空腹、疲労、光や音の強い刺激なども、「片頭痛」の誘因と考えられています。
一方、「緊張型頭痛」は、頭の横の筋肉や、肩や首の筋肉が緊張することで発症します。
筋肉の緊張で血流が悪くなった結果、筋肉内に老廃物がたまり、その周囲の神経が刺激されて起きる痛みになります。
「緊張型頭痛」を引き起こす原因は、精神的・身体的ストレスであることが多く、パソコン操作などで長時間同じ姿勢をとり続けている人に起こりやすいと言われています。
また、筋肉の緊張ではなく、うつ病など心の病気が原因となる「緊張型頭痛」もあり、また「片頭痛」を併せ持つ人もいます。
休息とリラックス
頭痛が起きたら、まずは休息を取りましょう。
静かな環境で目を閉じてリラックスすることで、ストレスや疲労が軽減されることがあります。
また、深呼吸や瞑想、軽いストレッチなども助けになることがあります。
どうしても時間が取れない人は１分でもいいので目を閉じて深呼吸をするだけでもいいです。
適切な水分摂取
脱水症状が頭痛の原因となることがあります。
十分な水分を摂ることで、体内の水分バランスを保ち、頭痛の軽減につながる場合があります。
特に暑い季節や運動後は、水分補給を積極的に行いましょう。
冬は意外とからだの脱水に気づきにくいので特に意識をして水分補給を行うようにしてください。
軽い運動やストレッチは頭痛の軽減に役立つことがあります。
血液循環を促進し、筋肉の緊張をほぐすことで頭痛が軽減されることがあります。
ただし、激しい運動は逆効果となる場合があるので、軽い運動やのんびりとしたストレッチを行いましょう。ズキズキするような頭痛の場合、無理に運動はしないでください。
マッサージやアロマセラピー
頭痛を軽減するためには、マッサージやアロマセラピーも効果的です。
特に頭皮や首、肩のマッサージを行うことで緊張を解きほぐし、頭痛の症状を和らげることができます。
また、ラベンダーやペパーミントなどの精油を使用することでリラックス効果が得られる場合もあります。
薬の使用
先に述べた４つの対処法を行っても効果がない場合には市販の鎮痛剤を使用することも考えられます。
ただし、長期間の使用や頻繁な使用は避け、用法容量を守って使用しましょう。病院で処方されたものは医師の指示に従って使用しましょう。
まとめ
頭痛が起こると精神的にも日常生活にも影響が出ます。何もせず我慢するのではなくできる範囲で対処法を行ってください
頭痛に対処する際は、それぞれの症状や個人の体質に合わせて異なります。
今回ご紹介した対処法の中から自分に合うものを選んで行ってください。
また、頭が割れるように痛い頭痛、吐き気を伴う頭痛、めまいを伴う頭痛、何週間も続く頭痛に関しては病気が隠れている可能性もあるので医師への相談をお勧めします。